写真の中にS字やC字のようなアルファベットを意識するアルファベット構図。
この記事では、アルファベット構図について、撮り方や作例写真を交えてご紹介します。
ほかの構図については以下の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
アルファベット構図とは
アルファベット構図とは、画面にアルファベットのSやCの形を作る構図です。
SやCのアルファベット構図は被写体のフォルムを美しく表現。写真に奥行きや広がりを出す効果があります。撮影の方法は、アルファベットの形に沿って被写体を配置するだけです。
意識的にSやCを探して構図に取り入れると、綺麗な写真が撮れます。
アルファベット構図の作例写真
アルファベット構図のおすすめシーンを5つ紹介します。
曲線が多いカーブの道はアルファベット構図に最適です。
上記の写真の場合は、画面の上から下に流れる道がアルファベットのSを表現しています。
被写体をSに配置すると、奥行きのある写真になります。
シンプルな道もアルファベット構図の出番です。
道がCを表現しています。Sとは違いシンプルで迫力のある写真になります。
お皿の曲線はアルファベット構図のCです。
大きめにCを入れると柔らかい印象を与え、おさまりの良い写真に仕上がります。
料理を上から俯瞰で撮影するシーンでも、アルファベット構図で撮影します。
上記の写真の場合、Cを表現しているのは料理のお皿です。Cの曲線が写真にメリハリを与え、おしゃれな雰囲気を演出します。
被写体だけがSやCを表現するわけではありません。
上記の写真の場合は、食器と食器の間の空間がSを表現しています。アルファベットに沿った配置は、写真のバランスが良いです。
アルファベット構図を撮影するポイント
- SとCの線を意識する
- アルファベットの向きは気にしない
- 空間全体でアルファベットを作る
アルファベット構図はSとCの形がおすすめです。
SとCを見つけるには、日頃からアルファベット構図を意識しておくことが大切です。
代表的な被写体は道路とお皿。曲がりくねった道はSを、お皿の曲線はCを表現します。綺麗なアルファベットではなく、横向きのSや下を向いてるCも立派なアルファベット構図の被写体です。
また、被写体だけでなく、空間もアルファベット構図を作ります。
複数の被写体があるときは、被写体との隙間にアルファベットを意識するのがおすすめです。
アルファベット構図で写真を撮ってみよう
何気ない日常の中にアルファベット構図があります。
大切なことは、被写体をさまざまな角度から見る意識を持つことです。被写体を見つけた際にSやCのアルファベットを発見することが、写真上達への一歩となります。