カメラの世界へ飛び込む最初の難関「何をどうしたらいいのかわからない」問題。
かくいう筆者自身は知識がまったくなかった頃、
- どのカメラを買えばいいの?
- やっぱりマニュアル撮影するべき?
- 写真のセンスがなさすぎてつらい
と頭を悩ませていました。
そんなカメラ初心者中の初心者に読んでほしいのが『カメラはじめます!』です。
タイトルを読んで字のごとく、これからカメラをはじめたい人~はじめたばかりの人を想定した内容になっています。
この記事では、書籍『カメラはじめます!』のあらすじとおすすめポイントについてご紹介します。
『カメラはじめます!』のあらすじ
「海外旅行でキレイな写真を残したい」という友人の願いから一眼レフカメラの世界へ入ることになった、著者であり本作では主人公を務める女性のこいし。
カメラについての知識がまったく無いままカメラ売り場で頭を抱えていると、写真家のすずきさんと出会います。
一眼レフカメラを使えるようになりたいと事情を話したこいしは、すずきさんからカメラの選び方や撮影方法、プロ写真家の売れる写真テクニックを教わることになりました。
『カメラはじめます!』のおすすめポイント
- マンガ形式でサクサク読める
- カメラ初心者が躓くポイントを押さえてある
- すぐに実践できる具体例つき
カメラ初心者をターゲットにした『カメラはじめます!』には、3つのおすすめポイントがあります。
ポイント①マンガ形式でサクサク読める
絵本のような可愛らしい表紙が特徴の『カメラはじめます!』はマンガ形式になっているため、サクサク読み進められます。
ただでさえ難しそうな一眼レフカメラについて知ろうとしているときに、本をパッと開いたときに活字がビッシリ並んでいると、カメラ初心者でなくても「うっ……」と息が詰まりますよね。
新聞や小説といった活字を読むひとが減っているからこそ、マンガという読みやすい形式は万人に受け入れやすく、おすすめできるポイントです。
ポイント②カメラ初心者が躓くポイントを押さえてある
カメラ初心者の目線で描かれているため、「なんか難しそう」「何がわからないのかわからない」といった気持ちに寄り添った内容になっています。
一般的にカメラの上達には専門用語を覚えたり、マニュアル操作を駆使したり、センスを磨いたりといった方に目が向きがちです。しかし、『カメラはじめます!』ではそんな先入観を不要のものとして初心者がつまづくポイントにフォーカスしてカメラ初心者が覚えるべき3つのポイントを解説しています。
だからこそ、「一眼レフカメラを持っているけど……」「すべてオートで撮っている」というひとが、脱初心者するために適している一冊といえます。
ポイント③すぐに実践できる具体例つき
『カメラはじめます!』には、カメラの知識だけでなく撮影の具体的なテクニックも書かれています。
花・食事・動物・人物(ポートレート)など、カメラを持っているひとがよく撮影するものを被写体に具体的な撮り方のコツを解説しているため、すぐに実践可能です。
本を読んだだけで写真が上達した気になってしまうのは初心者あるあるなので、実践に活かしやすい被写体の撮り方が書かれているのは嬉しいですね。
『カメラはじめます!』がカメラ初心者におすすめな理由
著者のこいしゆうかさんは、イラストレーターが本業であり、カメラに関してはまったくの素人だったそうです。
そのため、カメラに苦手意識があったものの、撮っているうちに一眼レフカメラを使えるようになったと話しています。
この『カメラはじめます!』ではプロカメラマンの監修が入っていますが、著者のこいしゆうかさん自身がカメラ初心者のため、初心者の気持ちに寄り添った内容になっていることが強みであり、カメラ初心者におすすめできる理由となっています。
『カメラはじめます!』レビューまとめ
カメラの専門用語を解説したものや、撮り方のコツをまとめたコンテンツはたくさんあります。
そんななかでも『カメラはじめます!』はわかりやすさに特化した内容になっているので、右も左もわからないカメラ初心者にとっては最初の一冊におすすめです。
カメラ初心者はもちろん、ある程度カメラに慣れているという方でも楽しめる一冊となっていますので、気になった方はぜひ読んでみてください。