【2024年】ミラーレス一眼カメラのおすすめ15選!初心者~中・上級者向けまでを厳選

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本格的に写真に取り組みたいならミラーレス一眼がおすすめです。

ミラーレス一眼はレンズ交換ができて機能が多彩。動く被写体に強い高性能AFのため、いろいろなジャンルの撮影に対応できます。しかも、一眼レフより小型軽量で持ち歩きが楽といったメリットも多いです。

そこで今回は、ミラーレス一眼とはどういうものか、一眼レフとの違い、機種選びの際に注目したいポイントを詳しく解説。また、おすすめのミラーレス一眼もピックアップして紹介しています。

目次

ミラーレス一眼カメラの基礎知識

ミラーレス一眼カメラとは?

「ミラーレス一眼」とは、一眼レフには欠かせないレフレックスミラー(反射鏡)を取り去ることで小型軽量化をはかったカメラのシステムのことを言います。同じ意味合いで「ノンレフレックス」とも呼ばれます。

ミラーレス一眼のおもな特徴としては、

  • 軽快で持ち歩きが苦にならない
  • シャッター音が小さい
  • 画面で見た映像がそのまま写せる
  • 動画に強い
  • AF・連写性能が高い

などがあります。

現在、国内の大手カメラメーカー8社のうちリコーをのぞく7社から発売されており、レンズ交換式カメラでは一眼レフを抜いて主流派となっています。

ミラーレス一眼カメラと一眼レフカメラの違い

一眼レフに比べるとミラーレス一眼はカメラとしての構造がとてもシンプルです。

一眼レフには、カメラ内部に可動式のミラーや像を見るための光学ファインダー、ピント合わせのために距離を検出するAFセンサーといった数多くのパーツが必要です。

一方、ミラーレス一眼はそのどれもが不要です。そのため、カメラ本体が小さく軽くでき、低コスト化も実現しています。また、メカ的な制約が少ないおかげで動画に強いのも特徴です。

以前は弱点もありましたが、大幅な技術の進歩によってほぼ克服しています。最近では、撮りたい対象を自動的に認識してピントを合わせつづける被写体認識AFが実用化され、一眼レフ時代にはプロでもむずかしかった撮影テクニックを誰もが手軽に楽しめるようになりました。

ミラーレス一眼カメラの選び方

  • サイズ・重量で選ぶ
  • 手ブレ補正・オートフォーカス性能で選ぶ
  • センサーサイズで選ぶ

サイズ・重量で選ぶ

ミラーレス一眼には、可動式のミラーや光学ファインダーといったかさばるパーツがないため、カメラ本体を小さく軽く作れます。そのおかげで身軽に持ち歩けるようになったのが大きなメリットです。

しかし、使う人間の手の手のサイズは変わっていませんから、小さすぎると操作しづらくなってしまいます。そのため、プロ向けの高級機などでは使い勝手を重視してゆったりめにデザインされたモデルが多くなります。

カメラ選びの際には、なにを撮りたいのか?どういうシーンで使いたいのか?を念頭に置いて考えることが大切です。

手ブレ補正・オートフォーカス性能で選ぶ

手ブレ補正は、現行ミラーレス一眼の7割強がカメラ本体に内蔵するほど重要度の高い機能です。手ブレ補正が強力だと望遠レンズでもブレを抑えてシャープに撮れますし、夜景などを三脚なしで撮れるといったメリットがあります。

AF(オートフォーカス)は、速さや正確さだけでなく、機能の多彩さや使い勝手の良し悪しが重要です。ユーザーが撮ろうとしている対象を自動的に認識してピントを合わせる被写体認識機能の有無や対応被写体の多さなども要チェックのポイントと言えます。

センサーサイズで選ぶ

ミラーレス一眼に使われる撮像センサーのサイズは3種類。

いちばん大きな「フルサイズ」は高感度で暗いシーンに強く、背景が大きくボケるのが特徴となります。プロやマニア向けの高級機が多いです。

中間的な「APS-Cサイズ」はフルサイズの半分弱の面積で、比較的手が届きやすい価格と性能のバランスがいいのが強みです。

「マイクロフォーサーズ」はフルサイズの1/4ほどの面積で、カメラやレンズが小型軽量なうえに価格も手ごろとなります。

ミラーレス一眼カメラの主要メーカー

ここでは、ミラーレス一眼の主要なメーカー4社について、それぞれの特徴を紹介します。

キヤノン一眼レフとミラーレス一眼を合わせたレンズ交換式デジタルカメラで20年連続シェアトップを果たした世界的な人気ブランドです。入門機でもAFや連写性能が高く、動画にも強いのが特徴。多くの人に好まれる写りが見どころです。
ニコン世界有数の長い歴史を誇るカメラメーカーです。質実剛健なモノづくりの姿勢は評価が高く、スペック競争では他社に譲る部分もありますが、使ってみると数字にあらわれない魅力が感じられます。特に高級機の操作感が素晴らしく、プロも頼りにしています。
ソニー撮像センサーのシェアではトップ、ミラーレス一眼でもキヤノンとトップ争いを繰り広げています。ミラーレス一眼への参入は古く、サードパーティー製を含めて使えるレンズ、マウントアダプターが豊富です。透明感のある人肌の描写が見どころです。
富士フイルム名前どおりのフィルムのメーカーですが、カメラメーカーとしても老舗のブランドです。オールドカメラライクでメカっぽいデザインが持ち味。写真らしい色味に仕上がる画づくり機能もファンから支持されています。

【初心者】ミラーレス一眼カメラのおすすめ10選

キヤノン|EOS R50

  • 高度なオート撮影機能
  • 自動で見分ける被写体検出
  • レンズ内手ブレ補正

初心者でもクリエイティブな撮影が楽しめる入門者向けモデル。逆光や暗いシーン、画面全体をシャープに写したいシーンをフルオートできれいに撮れる「アドバンスA+」モードをはじめとするオート撮影機能が魅力です。AFの被写体検出は人物や動物、乗り物を自動で見分けてピントを合わせる自動モードのおかげで、撮るものを選びません。レンズの光学式とカメラの電子式を併用する動画手ブレ補正の効果の高さも見どころです。

キヤノン
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キヤノン|EOS Kiss M2

  • 手ごろな価格の人気機種
  • 晴天でも画面が見やすい
  • 小型軽量で軽快撮影

キヤノンのEOSシリーズの中でも大人気なエントリー機種。発売されてから時間が経っていますが、その分実売価格が手ごろです。中古も視野に入れればかなり予算を抑えられます。持ち歩きが苦にならない小型軽量タイプながら、電子式ファインダーを搭載。スマホなどでの撮影と違って天気のいい野外でも画面が見づらくなりません。さまざまなシーンで撮りたい旅行好きな方に好適です。初心者にもわかりやすい「ビジュアルガイド」で気軽にハイスペックを楽しめます。

ソニー|α6400

  • すっきりしたデザイン
  • ペットに対応した瞳AF
  • 高画質な4K動画機能

AF性能が強化されたAPS-Cサイズ機。電子式ファインダーを内蔵しながら、すっきりコンパクトなデザインなのが特徴です。見た目のいかつさが少なくてバッグにも納まりやすいので、普段使いにも旅行用にも適しています。人物のほか犬や猫の目にピントを合わせられる「リアルタイム瞳AF」を搭載。AFも快速なのでペットの写真がはかどります。自分撮り対応のチルト式モニター、プロ向け高級機譲りの高画質動画も魅力です。

ソニー|ZV-E10

  • Vlog向けの動画特化機
  • 強力な電子手ブレ補正
  • 音声収録も高品位

動画機能を強化したVlog用途向けモデル。強力な効果が得られる電子手ブレ補正「アクティブモード」を搭載し、歩きながらの動画でも画面の揺れを軽減できます。主役となる人物を際立たせる「背景ぼけ切換」や、手に持った商品に素早くピントを合わせる「商品レビュー用設定」といった便利機能も魅力です。屋外でもクリアな音声が残せる「指向性3カプセルマイク」、風音を軽減するウインドスクリーンなどの装備も充実。

ニコン|Z fc

  • アナログ感覚の操作系
  • 瞳AFと動物AFを搭載
  • 自分撮り対応モニター

いまだに人気の高いフィルム一眼レフ「FE/FM」の外観をほぼそのまま再現したAPS-Cサイズ機。アナログ感覚のダイヤル操作でメカっぽさを楽しみながら撮れるのがいちばんの魅力です。人物の目にピントを合わせる「瞳AF」に加えて、犬と猫に対応した「動物AF」を搭載。家族やペットを撮る機会が多い人にはおすすめでしょう。前方にも向けられるバリアングル式モニターなので、SNS用の自分撮りもらくちんです。

ニコン|Z 30

  • Vlog仕様の小型軽量機
  • 犬・猫に対応した動物AF
  • バリアングル式モニター

ファインダーを内蔵せずにその分小型軽量化をはかったAPS-CサイズのVlog用途向けモデル。すっきりデザインなので携帯性も良好です。人物はもちろん、犬や猫でも目にピントを合わせられる「瞳AF」「動物AF」を備えているので、元気に遊ぶペットの姿もシャープに写せます。タッチ操作にも対応した液晶モニターはバリアングル式。カメラを頭上に掲げたハイアングルから地面すれすれのローアングルまで自由に撮れて、自分撮りも快適です。

富士フイルム|X-S10

  • 強力な手ブレ補正機能
  • 色味を自由に楽しめる
  • 歩き動画のブレも補正

メカっぽさを抑えたオーソドックスな操作系を採用したAPS-Cサイズ機。しっかり握れる大型グリップと強力なカメラ内手ブレ補正機能が見どころです。さまざまなフィルムを自由に使い分ける感覚で撮れる「フィルムシミュレーション」は老舗のフィルムメーカーならでは。色の鮮やかさやメリハリを瞬時に変えて、撮りたい気持ちを強調できます。歩きながらの動画撮影時の揺れを抑える「ブレ防止モードブースト」なども要チェック。

OMDS|E-M10 Mark IV

  • スペック以上の手ブレ補正
  • APモードで高度な撮影
  • タッチ対応自分撮りモード

注目度高めのオールドカメラっぽいデザインが印象的な小型軽量マイクロフォーサーズ機です。スペック以上に強力と好評の手ブレ補正機能を本体に内蔵。望遠撮影も夜景も三脚なしでOK。「AP(アドバンストフォト)モード」を使えば、幻想的な映像表現にチャレンジできる「多重露出」などのプロ級テクニックも簡単手軽です。チルト式モニターを下に開けば自動的に「自分撮りモード」に切り替わり、タッチ操作で自撮り動画も楽しめます。

OMDS|E-P7

  • クラシカルなデザイン
  • 強力な手ブレ補正を内蔵
  • こだわりの写真仕上げ機能

クラシカルで端正なデザインのマイクロフォーサーズ機。カメラに内蔵の手ブレ補正機能は、スペックとしては平凡ながら体感的には数段上の効果が得られます。カラーとモノクロの2つの「プロファイルコントロール」機能では、写真の色合いや鮮やかさ、メリハリなどを細かく調整可能。写真の仕上がりにこだわりたい人にはぴったりでしょう。初心者にも優しい「APモード」や便利な「自分撮りモード」も完備しています。

パナソニック|DC-G100

  • ファインダー内蔵の小型機
  • 臨場感のある動画の音声
  • 歩き撮りに強い手ブレ補正

コンパクトボディに電子ファインダーを内蔵したマイクロフォーサーズ入門機。高品位な動画に欠かせない音声収録性能にもこだわって3つのマイクを内蔵。撮影シーンに合わせて最適な指向性モードが選べるため、臨場感たっぷりの音声が楽しめます。手ブレ補正はカメラの電子式とレンズの光学式を併用するタイプで、歩きながらでも揺れの少ない動画撮影が可能。自分撮りしやすいバリアングル式モニター装備でVlog用途にもおすすめです。

【中級者〜上級者】ミラーレス一眼カメラのおすすめ5選

キヤノン|EOS R7

  • 高級機譲りのハイスペック
  • 動物や乗り物対応のAF
  • 手ブレ補正機能も強力

上位モデル譲りのハイスペックを凝縮したAPS-Cサイズの上級者向けモデル。プロ仕様の高級機EOS R3と同じ「EOS iTR AF」の採用により、人物、動物、乗り物に対応した被写体検出が可能です。連写性能もプロ機並みの30コマ/秒。また、シャッターボタンを押す0.5秒前の瞬間もとらえられるプリ撮影機能を使えば、鳥が飛び立つ瞬間も逃がさず撮れます。世界最強レベルの手ブレ補正機能の内蔵も見どころです。

ソニー|α7R V

  • 高精細仕様のフルサイズ
  • 多彩な被写体を認識可能
  • 高画質な8K動画機能

高精細撮像センサーを搭載した高級タイプのフルサイズ機。緻密で克明な描写が持ち味で、なにを撮ってもすごい写りが堪能できます。AFの被写体認識は人物や動物、鳥、昆虫から乗り物まで幅広くカバー。強力な手ブレ補正を内蔵しているうえに、プロレベルの8K動画にも対応しています。非常に高価ですが、出費に見合う満足感は間違いなし。「金に糸目はつけない!」という太っ腹な方にはぜひ狙ってほしい逸品です。

ニコン|Z 6II

  • タフなプロ仕様モデル
  • 動画のAFも動物に対応
  • 動きを捉える高速連写

過酷な環境での撮影にも耐える堅牢なマグネシウム合金ボディを採用。プロ仕様のフルサイズ機としては身近な価格が魅力です。AFの被写体認識は人物と動物(犬と猫)に対応。もちろん、4K動画でも「瞳AF」「動物AF」が使えます。連写最高速は120コマ/秒のハイスペックで、肉眼では捕らえられない動きも確実にキャッチできるでしょう。しっかりした防塵・防滴仕様ですから、アウトドアやネイチャー好きも安心して使えます。

パナソニック|DC-S5 II

  • ノンストップの4K動画
  • 動画にも強い手ブレ補正
  • 動きに強い位相差AF

充実した動画機能が魅力のフルサイズ機。本体に内蔵した冷却ファンのおかげで他社機では起きがちな熱停止の心配がありません。4K動画がノンストップで撮れるのは強みです。カメラとレンズの手ブレ補正機能を併用する「Dual I.S.2」に加えて、より大きなブレにも対応する「アクティブI.S.」を装備。歩きながらの動画も揺れを気にせず撮れます。像面位相差AFと動物対応の被写体認識のパワーでスポーツ撮影もばっちりです。

富士フイルム|X-T5

  • 写真らしい発色が魅力
  • 画質もAFも大幅に進化
  • メカっぽいダイヤル操作

新世代の撮像センサーと画像処理エンジンを搭載して画質もAFも大幅にパワーアップしたAPS-Cサイズの高級機です。被写体認識AFは動物や鳥に加えて、乗り物にも対応。カメラ内蔵の手ブレ補正や動画機能も強化されています。フィルムメーカーならではのノウハウが詰まった「フィルムシミュレーション」にはファンも多く、写真らしい発色にこだわりたい人にはおすすめです。アナログ感覚満点のダイヤル操作が楽しめるところも見逃せません。

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