トンネル構図とは?見る人を惹きこむ写真のコツ

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トリックアートのような雰囲気を演出できるトンネル構図。

この記事では、トンネル構図について撮り方や作例写真を交えてご紹介します。

ほかの構図については以下の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

目次

トンネル構図とは

トンネル構図とは、トンネルの中から奥の景色を覗いたような構図です。

明暗の差や障害物を使って周りを囲むことで、被写体を強調できます。トンネル構図で撮影すると、実際の目で見る景色とは違った面白い写真が撮れますよ。

トンネル構図の作例写真

トンネル構図は、ポートレートや風景写真を少し個性的に撮りたいときにおすすめです。

アスレチックで遊ぶ子どもの写真です。

ぐるぐると渦を巻くような白い網につられて、自然と中央の子どもへ目がいきませんか?写真の手前が影になり、奥が明るくなっていることも、視線誘導の効果を高めています。

網が枠いっぱいにダイナミックに撮影されており、迫力を感じます。

こちらは、明暗の差を生かした写真です。

暗いトンネルの向こうに広がる銀世界が目を引きます。周りを囲むことで、まるで窓から雪景色を眺めているような表現が可能です。

そのまま雪景色だけを撮るよりも、幻想的な雰囲気を感じます。

洞窟の中から、海と空を撮影しています。

このように、まん丸以外の形で囲むのもOKです。真っ暗に囲まれている範囲が広いため少し圧迫感がありますが、その反面、洞窟の先に広がる海と空の広大さを想像させます。

土管の中から、カメラを外に向けて撮影した写真です。

色の対比をしっかり出すことで、土管の外の緑色がより鮮やかに見せています。丸くくり抜かれた中央部分だけ、まるで別世界に続いているような、不思議な雰囲気を感じますね。

トンネルをくぐる女の子の写真です。

中央に向かってグラデーションのように影が濃くなっていくことで、まるで吸い込まれてしまいそうな不思議な世界観を演出しています。

シンプルなようで、個性を感じられる一枚です。

トンネル構図を撮るときのポイント

  • 色・明暗の差を生かして撮る
  • トンネルの奥にピントを合わせる
  • 囲む範囲を工夫する

色や明暗の差を使うことで、写真に奥行きや立体感がでます。

被写体に吸い寄せられるような演出や、被写体が浮かび上がるような演出が可能です。トンネル構図で撮る際は、基本的に奥にメインの被写体を配置します。

奥にしっかりピントを合わせ、手前をぼかして遠近感を強調すると、躍動感や迫力を感じる写真が撮れますよ。

また、囲む範囲も工夫してみましょう。

目で見えない部分を、「この先はどうなっているんだろう?」と無意識に想像することは、誰しも経験があるのではないでしょうか?あえて写す範囲を限定し、見る人にイメージを委ねることも、写真の楽しみのひとつといえます。

どのように表現したいかを考え、バランスよく囲むとよいでしょう。

トンネル構図で写真を撮ってみよう

いつも撮っているポートレートや風景写真なども、トンネル構図で撮ると個性的な味のある写真に変わります。

「いつも同じ写真になってしまう……」「人とはちょっと違った写真を撮ってみたい!」と感じている人は、ぜひトンネル構図で撮影してみてくださいね。

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