日の丸構図とは?ダメと言われがちな基本形をおさらい

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写真の中心に被写体を置く日の丸構図。

この記事では、日の丸構図について、撮り方や作例写真を交えてご紹介します。

ほかの構図については以下の記事で解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

目次

日の丸構図とは

日の丸構図とは、被写体を写真の中央に配置する構図です。

その名のとおり、日本の国旗「日の丸」に由来しています。とてもシンプルな構図で、被写体の存在感をダイレクトに伝えられます。

シンプルで簡単ゆえ、「初心者っぽくてダサい」「ダメ」というイメージを持たれやすいですが、ポイントをしっかり押さえることで、被写体の魅力をより際立たせた写真が撮れますよ。

日の丸構図の作例写真

見てほしい被写体がしっかり伝わる日の丸構図は、ポートレート写真や商品写真の撮影に向いています。

モデルの女性を、中央に配置した写真です。

背景の桜も美しいですが、自然と女性に目が行きますよね。

日の丸構図で撮ることによって、被写体の存在をしっかり主張できます。

モデルの女性を中央に配置した構図です。

周りには植物や窓のフレーム、ライトなどいろいろなものが写っていますが、見る人の視線は中央の女性に誘導されます。メインの被写体が小さくても、自然と被写体が浮かび上がるような写真が撮れます。

中央にショートケーキが大きく配置されています。

写真を見たとき、最初は中央の赤いイチゴに目が行きます。そのあと、ケーキの形や色などの細部を目で追っていませんでしたか?

このように、被写体の情報がしっかりと伝わるため、メニュー写真やWebサイトの商品写真などに適している構図といえます。

中央にウニのお寿司が配置された写真です。

後ろにいろいろな種類のお寿司がありますが、ウニのお寿司が一番目立っています。メインの被写体が何かひと目で分かるのが、日の丸構図のメリットです。

化粧品のボトルが存在感を放っています。

シンプルかつダイレクトに被写体を印象付けられるので、カタログやパンフレットなどの写真撮影にも向いている構図です。

日の丸構図を撮影するポイント

単調な雰囲気になりやすい日の丸構図ですが、以下のポイントを意識すると写真がきれいにまとまります。

  1. 被写体を1つに絞る
  2. 大きさを工夫する
  3. 背景をぼかす

まず、被写体はひとつに限定するのがよいでしょう。

あれもこれもと詰め込みすぎると、見る人の目線も定まりません。

メインの被写体が決まったら、全体に対してどのくらいの大きさで配置するのかも工夫が必要です。

画面いっぱいに大きく写すのか、小さめに写して余白を作るのか、美しく見えるバランスを意識すると、より被写体の魅力が伝わります。

背景は、なるべくぼかして撮影するのがおすすめです。

ボケをうまく使うことで、被写体をより強調できます。特に、単焦点レンズのようなF値の低いレンズはボケがより強くなるため、日の丸構図で撮影する際におすすめです。

日の丸構図で写真を撮ってみよう

日の丸構図は、簡単なように見えて実はとても奥が深い構図です。

慣れないうちは、日の丸構図でかっこいいい写真を撮るのが難しいと感じる人も多いでしょう。しかし、コツを掴めば日の丸構図でもインパクトのある、かっこいい写真が撮れますよ。

被写体をより強調したいシーンでは、ぜひ日の丸構図を活用してみてください。

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